法政大学交響楽団の定演に行ってきました。なんと創立100周年の記念演奏会とのこと。どうりで広い年齢層のお客様が沢山でした。

いつものようにタダ、もしくは格安コンサートを久しぶりに堪能したいと思いネットサーフィン(死語?)していて見つけたのが『創立100周年記念 法政大学交響楽団第146回定期演奏会』です。
もちろん大学とは一切関係ないのですが、年末恒例第九演奏会でなかなか良いのがないので、5番で妥協しよう・・・というわけではないのですが、いくつかの理由からチケット購入してみました。

理由その1
ベートーベン交響曲第5番「運命」に最近ハマっていること。
昨年の生誕250周年イベントがことごとく不発に終わったため、腹いせ(いや、違う)にここんとこ5番をメチャクチャ聴いていました。

理由その2
超有名曲そろい踏み。
曲目は下記参照。
題名を知らなくても、どこかで聞いたことのある曲の数々。これならカミさんも睡魔に襲われないでしょう。おまけに5番以外、短いし(笑)。

理由その3
実はこれが一番のお目当て。
会場がサントリーホール!
産まれて初めての会場で、都会のど真ん中。ちょっと緊張しますが(この2年間で電車に乗ったのは3回くらい?)こういうのもライブコンサートの醍醐味のひとつ。



【プログラム及び曲目】
1.法政大学校歌演奏
2.創立100周年記念挨拶 部長/奥田和夫氏
3.ワーグナー/歌劇『ローエングリン』第3幕への前奏曲
4.ボロディン/歌劇『イーゴリ公』より『娘の踊り』、『ダッタン人の踊り』
  ー休憩ー
5.ベートーベン/交響曲第5番『運命』
6.100周年記念 バーンスタイン/『キャンディード』序曲

校歌演奏のみ学生指揮者の長砂優大氏。
他は山田慶一氏による指揮。なんとN響のヴァイオリン奏者でもある。

【当日のスケジュール】
え~、久しぶりのTOKIO。
おまけに政治の中枢である国会等の近く。
早めに現地入りしてランチへ向かいます。
「寿司魚がし日本一 赤坂店」さんへ。
12時前の休日。客もまばらで「大間のまぐろおすすめよ!」と勧められましたが、親父の遺言(ウソ)で今日は握りを堪能することと致します。
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にぎりにミニネギトロ丼がついて1,200円也。
店側としては休日のランチタイム、手ぐすね引いて待っていたのでしょうね。
注文から料理が届くまでモノの5分です。お茶を楽しむ時間もありゃしない。
ま、超空腹だったので助かりましたが。
やっぱ寿司は玉だな~、ウマかった。
茶碗蒸しもついていたが、滑らかでちゃんとした和食を食べさせるお店の作り方、という感じでしたね。

で、その後近くの日枝神社へ。
時期的に七五三参りのファミリーが大勢。
それに初宮参りの家族も居たりして(日が良かったのかな?)、子供の声に癒されました。
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それにしても大きな神社は違うな~
いろんなカミさまがいるから、それぞれにお札やお守りを販売していて商魂たくましいですね。
あ、商品アイテムメニュー、写真にとるの忘れた。

でもま、一等地にある神社ですからきれいに整備もされているしたぶん氏子も金持ちなんだろうな(下世話)。
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んで、ぶらぶら首相官邸の近くでドローンでも飛んでないかなーと思いつつ会場へ向かいます。
で。
サントリーホール!!
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そして会場内の比較的前のほうの席へ。(でも端っこ)
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パイプオルガンの前には大学の旗でしょうか。
部長も指揮者も客席以外に旗にも向かって一礼していました。
決して馬鹿でかいホールではありませんが、良い会場特有の「音がよどんでいなくてダイレクトに耳に届く」感があります。
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クラシックのコンサートであること、とりあえずこの時のCOVID-19新規感染者が少なかったこともあり一席飛びではない着席が可能でしたが、会場内の8割は大学関係者ではないでしょうか?(と、近くのおぢさんが話している内容から推察)

【感想全般】
大学生による楽団。何よりエネルギッシュで新鮮。COVID-19のおかげで仕方がないが、ステージ慣れしていない挙動も微笑ましかったりする。
いや、しかし。
楽団員よりもさらに上行く元気印が指揮者の山田さん♪
ありゃ、疲れるわ。

ローエングリンの前奏曲。
式典のオープニングとしては申し分ない華やかな曲。
短い曲なのであっという間に終わってしまうが、むしろ次の曲に対する期待が高まる。

イーゴリ公。
こちらもどこかで聞いたことのある代表曲のようなもので、非常に楽しめた。
プログラムにあったけど、イーゴリ公のオハナシ自体が随分古い物語なんですね。
ロシア文学なのでヨーロッパっぽいだけじゃなくて独特の雰囲気もあり、シンプルで覚えやすい。

第5番。
本日のハイライト。
曲の速さは早すぎず、遅すぎず。
ちょうどよい速度でした。
それこそ、事前にヘビロテしたウィーン・フィルとカルロス・クライバーのバージョンと似ているので脳内再生とリンクして非常に楽しめた。

キャンディード。
これも超有名曲ながら、曲順に疑問が残った。
恐らく100周年の記念曲と銘打っているから、「100周年 イェーイ!」的なノリなんでしょうが、そのあとのアンコール曲がなかった。
もしかするとこの曲で締めくくりたい、というのがあったのかな?
個人的にはトリを5番にして、キャンディードは冒頭で演奏、アンコールで再度演奏という形の方が盛り上がったのではないかと思いました。
ま、聴衆の拍手に応えて何度もステージに戻ってきてくれた指揮者には好感を持ちましたが。


そして毎度のことながら、プログラム作成の苦労がしのばれる。
学生主体で作成したのだと思うが、なにせ100年の記念になるモノ。
中途半端なものは作れないでしょうし、OB・OGの視線もある。
そんな中、楽団の歴史を思わせるような写真・資料を載せて秀逸なプログラムが出来たと思います。
音楽に花を添える作品になったのではないでしょうか。

そんなわけでエネルギッシュな演奏と指揮者に元気をもらい、ついでに寿司も堪能した休日でした。
今日も楽しかったです!
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aquavit103

Author:aquavit103
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丙午生まれの♂。
40歳から始めた自転車に乗り、20歳で出会ったRIOTというバンドを愛し、14歳から読んでいるスティーブン・キングの本を読むことを至上の喜びとしています。