スティーブン・
キングは自身の小説を映画化あるいはテレビドラマ化することに興味を持っているらしい。彼が若いころにはオリジナルのトワイライトゾーン(1959-64年)が放映されていた。まさに
キングが12-17歳のころだ。
彼の映像へのかかわり方はいろいろで、自らが監督になるものもあれば脚本で参加したり、実際に彼自身が本編に登場するカメオ出演はもはや笑っちゃうくらいたくさんある(好きなのはランゴリアーズ)。
そんな
キングが熱心なことのひとつに新しい才能による映像化を手助けする活動がある。
押しも押されぬ
キング原作の映像化権をわずか1ドルで手に入れることが出来る。
まさに映画監督を目指す学生や若手のクリエイターには嬉しい仕組み。
当然英語のみ(一部でエスパニョール?)のため、監督へのインタビューの内容などはチンプンカンプンだけど、読んだことのある作品は何となくわかるぞ♪
というわけで、ひとつはIn the death room .
戦地における拘束と復讐のオハナシだったと記憶している。
いや、それにしても咥えるのはちょいとおぞましいんですけど。
もうひとつが I am the doorway .
宇宙から帰還したパイロットが身体を異星人に乗っ取られて地球侵略に謀らずとも加担してしまうというストーリー。
ま、アイデアとしては何年か前にはやった寄生獣のようだが、
キングとしては珍しい準SF作品。
もちろんオチだって楽しませてくれます。
日本では「深夜勤務」という短編集に「やつらの出入口」という題名で収録されていましたね。
今まで、これら若手による作品はほとんど日の目を見ることはなかったので(と、思う)、現代のネット環境にはとりあえず感謝しておこう。
こういう活用の仕方はいいね。
ちなみに
キングは本という媒体の出版方法についても昔から様々な方法をとっている。
電子書籍というスタイルをいち早く取り入れたのは、もう15年ほど前のことだったのではないかと記憶している。
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