スティーブン・
キングとピーター・ストラウブの共著、
タリスマンを最初に読んだのが昭和62年。(所蔵本の発行年月日から推測)
その後再読したのが2009年。
そして2017年には映画化の噂がささやかれたが実現せず。
そして2021年。
ストレンジャーシングスの監督であるダファー・ブラザーズと長年
タリスマンの映像化に興味を示してきたスティーブン・スピルバーグが
キング原作の
タリスマン映画化に向けて動き出したのか?????
ま、このテの話題は盛り上がっては消え、盛り上がっては消える・・・まるでダークタワーのローランドが自らに課された無限煉獄忘却作用と同じようなものだ。
しかし、記録のためにエントリーを残しておこう。
1.
タリスマン読了:昭和62年ころ。
正直、ストラウブとの共作ということであまり強い興味を持たずに読んだことを覚えている。おぼろげにウルフのキャラクターに共感を得る。
おぼろげに読んでいた作品を再読してみてぶっとんだ。暗黒の塔シリーズとの類似性というかつながりに興奮したのだ。詳細は当時のブログ記事を参照されたし。
ここでも再読してみて作品の良さに感動している自分がいる(結局
キング作品を読むごとに新しい伏線にきづいているだけじゃねーの??)。
タリスマンとのリンクが豊富にあるだけではなく、善と悪の両極端な戦いの描かれ方、俯瞰的にみている語り部の存在 などについて感想をアップしている。
そしていよいよ、2021年に映画化の噂が。
映画「ダークタワー」は
キングファン垂涎の内容だったが、いかんせん一般の映画ファンには受けが悪くマスターベーション的な作品になってしまった。
タリスマンについては物語の軸になるのが少年の成長物語であるので、
キングも得意な分野であるし、なにより
キング作品を映画化して大成功を収めている「スタンド・バイ・ミー」や「IT」などを考えれば場合によっては興行的にも大成功を収める可能性も秘めているといっても過言ではない。
穿った見方をすれば
キング作品の壮大で複雑な作品同士のリンクに言及するよりもひとつの良質なストーリーを紡いでいって結果的に
キングのほか作品とのリンクに気付いたときにさらなる感動が襲う、というタイプの作品になる可能性がある。
さて、公開はいつかな?(爆)
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