県外移動はご法度(当社比)なので、県内で人がまばらな町へ行こうと思ったので神崎へ行ってきました。

2021年。
コロナ。
でも結婚記念日は毎年やってくる・・・

ってなわけで、カミさんとローカル町への旅を決行してきました。
神崎町って知ってます?(笑)

『発酵』の町と言われている地域です。
醤油はもちろん、味噌、日本酒、などの日本特有の発酵食品を特産とする町です。

なぜココに行こうかと思ったのかって??
当然人は少なさそうだし、こじんまりした町だし、いくら関東随一のコロナ感染者数が多い県とはいえ周囲数百メートル以内に人がいなければ感染の心配も少ないでしょ。P_20210227_103857_p.jpg

車を停めたのは「道の駅 発酵の里こうざき」。
比較的新しい道の駅(2014年ころ??)で、まぁ、地理的には成田に近いとはいえ今でこそ人口過疎地域である利根川流域(昔は水運が盛んで栄えたんだぞ)に位置する。

日曜日とはいえ午前10時すぎ、そんなに車は多くないだろうとタカをくくっていたら普通車50台のスペースはほぼ満車。
駐車場内を5~6周してからようやく駐車スペースを確保しました。

で。
こちらの道の駅で最初に遭遇したのが本日のお目当てである「なんじゃもんじゃの木」のキャラ、『なんじゃもん』に早速遭遇しました。
上の写真がそれですが、ま、キャラ好きの方向けでそんなに魅力的とは思えませんが・・・

とりあえず車を駐車して町の中心部へ向けて徒歩で移動することにしました。

<続きを読む>  ↓
天の川公園付近

歩くのに夢中で(というか、強風吹き荒れていたので必死でした)写真を撮らなかったので、Google Map から画像をお借りしました。

道の駅から中心部へ向かう途中の天の川公園の脇あたりの様子です。
えぇ。
この写真の通り人っ子一人いないし、1台も車とすれ違いませんでしたよ(笑)。

で。
一応町で有名な史跡らしきものは見ておかないと・・・と思い、神崎神社に向かいます。
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こちらの本殿ならびに社務所に向かう建物は古臭いんですが作りが伝統的っぽくて立派です。
いかにも古い町並みの『生活地域とは一線を画した高台にある神聖な場所』という雰囲気です。
そのぶん階段を上がらなくちゃなりませんでしたが。

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ね。立派でしょ。

そしてお目当ての一つ、なんじゃもんじゃの木を鑑賞します。

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石碑の字が読みづらいですね。

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神崎の大楠 なんじゃもんじゃ」とある。
もちろんこのテのモノにはそれらしい言い伝えが残っていて、徳川光圀が参拝した際に「この木はなんというもんじゃろうか」と言ったことに由来する俗名がなんじゃもんじゃの木というらしい。

ホンマかいなとも思うが、こんな説明書きがご丁寧にも掲示してあるので、そういうことにしておこう。

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利根川図志というと思い出すのが、2008年にサスケハナさんが企画してくださったサイクリングですね。
なんか「繋がってる」感がしてうれしい。

こういう神社にふさわしく、苔むした灯篭や本殿裏の各種祠(写真なし)を堪能したら、町中に向かいます。

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昼飯は発酵レシピを得意とする「カフェ うふふ」に白羽の矢を立てていたのですが、どうも不定期営業のようでこの日はお休みとのことでした。
あ、あとでちゃんと調べたら木金曜日しか営業してなかったんですね。
事前調査不足ですな。



次に向かったのが餌場。
「ちょいと歩くといかにも肉体労働者が好きそうな」食堂が。
亀屋さんです。
空腹だったので迷わずのれんをくぐります。

ボクはカキフライ定食、カミさんは親子丼。
でもノーピクチャー。
写真を撮り忘れました。

このテの定食屋さんらしく、プレミアムなおいしさはなくともちゃんと旨かったです♪



定食屋さんを出ると予定外の出会いが。

江戸文字職人の梅八さんです。
非常にフランクな性格のおじさんで、いかにもべらんめぇ口調で、「おい、へぇってきな!」的な雰囲気で我々を誘います。

江戸文字職人って分かります??

いわゆる寄席の「めくり」に書く文字や、分かりやすいところでは笑点のオープニングの字幕(?)のフォントですね。
「よくこんな田舎にきたね~」
「え?我孫子から??」
道の駅から歩いてきたって? 酔狂な二人だなぁ~」
ってなもんで。

そのうちあれよあれよといううちに、我々の名前を江戸文字で書いてくれました。

ワタクシのファーストネーム「恵一」を江戸文字で。

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これをなんと、下書きもなく。
即興で書いてしまうのである。
いろんな書体で書いてくれるのだが、毎回字が違う。
いや、正確には字ではない。
梅八さんが言うには「絵」だそう。
だから書道とは異なり書き直しや重ね塗りが当たり前。
全ては美しく見せるため。

で、かなも披露してくれたのだが、ね?
字が違うでしょ。
実際に生業とするために数十種類も字を書いて、顧客に見てもらいどの字が良いか決めてもらうらしいです。
つまり、即興でも何でもいろんな書体をたくさん書けることが重要なんだろうな。

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最初入店した時には「何か買わなきゃいけないかな?相場わかんないな・・・」と不安だらけだったのですが、逆に試し書きの書体を何枚かその場でドライヤーで乾かして頂戴しました。

梅八さんは茨城県稲敷の方ですが、実家が神崎にあるとのことでした。
定期的に落語の練習もしているそうで、コロナが終息したら寄席にいきたいな。



そのあともぶらぶら町中を歩いたのですが、なにせ小さな町。
他に特筆すべきものもなく(いや、時期も悪かったのかも。強風吹きすさぶ過酷な日でしたから)、一服できるところを探します。

ちょいと町の中心地からは外れますが、面白そうなカフェを発見。
どうやら農家の敷地にあるようで、訪問時ちょうど団体客が帰った直後だったらしく「しばらくお待ちください」ということで、母屋近くの倉庫?作業場らしき建物を見物させていただきました。

昔の機械(紡績かなにか??)が朽果てて放置されているところに古い電化製品やスーツケース、昔の商売に使ったと思われるトラックコンテナなど、様々な品が想像を掻き立てます。
残念ながら人懐っこそうな店主(女性)とは他に子供連れの客がいたためゆっくり話ができませんでしたが、機会があればいろいろ聞いてみたいですね。

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こちら、待ち時間に見学した倉庫らしき建物。2階は住居として昔使っていたのかな?

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VWのワゴン。
中古で探してみたことあるけど、高いんだよね~♪

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団体さんが来ていたからか、お食事メニューとスイーツの一部はすでに品切れ状態でした。

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中のインテリアが素敵で感心しました。
これは額縁の中にただのコップに入れたドライフラワーを収めただけ。
アートだね。

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コーヒーだけでも良かったのですが、結構歩いた後だったのでガレットを頂きます。
想像していたガレットではなくソフトタイプ。
食感は厚めのクレープという感じ。

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これもインテリアのひとつ。
店内のアイテムの販売もしているようです。

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普段から激濃コーヒーを飲んでいるので、インパクトは今一つでしたがまあまあのブレンドでした。



その後道の駅でお土産を購入して帰路につきました。
やはり発酵系のお土産をメインに、友人へのおすそ分けとして買った「透明醤油」はむしろ自宅用にしておけばよかったと思いました。

ま、農家直売的な野菜売り場で買った50円のキャベツがお財布に優しかったりしたわけですが(笑)

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aquavit103

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丙午生まれの♂。
40歳から始めた自転車に乗り、20歳で出会ったRIOTというバンドを愛し、14歳から読んでいるスティーブン・キングの本を読むことを至上の喜びとしています。