2020年12月13日㈰です。
昨日に引き続き、コンサートのはしごです。
こんな時期にいいのだろうか?と思いながらもフル装備で出かけてきました。
楽団は千葉ニュータウンフィルハーモニーオーケストラ。
第27回定期演奏会。
指揮者は高橋勇太氏。
ピアノ独奏は三好朝香氏。
会場は白井市文化会館なし坊ホール。
こちらも準地元の千葉ニュータウンを中心に活動する楽団です。
今回初めて定期演奏会にお邪魔しました。
曲目は以下の通りです。
1.ベートーベン:序曲「コリオラン」作品62
こちらのコンサート、格安とはいえ無料ではなく、事前にチケット購入すると100円引きという特典(?)付き。そこで先日、サイクリングがてら白井市文化会館まで行ってきました。
いつもの通り手賀沼から白井工業団地方面へ向かいます。
毎年イチョウの紅葉が楽しみな弘誓院の境内をチェック。
木々の葉っぱはすっかり落ちています。他のイチョウよりも落葉が早いのかな?
おや?
境内に何かありますね。
近づいてみてみるとブロック2段を重ねて2m四方ほどでしょうか、枠を作っています。
その隣にはカットした木材。
年末年始で何かのお炊き上げでもするのでしょうか。
その後、Google mapを見ながらサイクリング。
最近ですが、同マップで自転車ルートを選択できるようになりました。
どういう基準でルーティングしているかは分かりませんが、時々ナイスな道を案内してくれます。
その時通った道がこれ ↓
河原子街道から神崎川沿いの未舗装路を通って、街道に並行する道を進みました。
そしてチケット購入です。
会場内2階にある喫茶店で買ったのですが、運よく最後の2枚をゲットできたようです♪
さて、その日の昼食場所を探さなければいけません。
ググってみるとすぐ近くに蕎麦屋さんがあり、先日のウマイ蕎麦を思い出し立ち寄ってみることにします。
孫新さんというお店。
お昼の時間を少し過ぎていたのでお客さんはまばらでしたが、ついさっきまで混雑していた雰囲気が感じられます。
それと店構えや店内の様子を見ると、大当たりではないにせよ外れの蕎麦屋ではなさそうです。
この日のチョイスはランチ限定の天丼ランチ。
ざるそばに天丼、みそ汁と香の物まであるのに追い打ちをかけるようにポテトサラダまで乗ってます。
で、天丼には鶏天2つがデフォルトで乗っているのですが、他2点の天ぷらを選ぶことができます。
レンコンと舞茸にしました。
蕎麦自体はそこそこでしたが、天ぷら特に舞茸が美味しくて、また来る機会があれば迷わず舞茸天ぷらですね。
ただ、平日限定のランチセットなので要注意です。
さて、当日を迎えて会場入りです。
前日の松戸シティフィルの会場に比べると(会場自体のキャパにも差があるものの)客の入りは若干多そうですね。やはり午後の早めの時間のほうが人出は多いんでしょうね。
で。
冒頭に紹介した3曲です。
1.ベートーベン:序曲「コリオラン」作品62
コンサート会場で、つまり生演奏で聞くのは初めてかな?
ま、事前に聞いていたので(ベートーベンだから好きってのもあるけど)音がブレイクするところとか、固唾をのんで聞いてしまいました。
指揮者の高橋勇太氏は40代になったばかりでしょうか。経験豊かな指揮者のようなオーラはもう少し人生経験を積まなければ纏えないでしょうが、エネルギッシュで好感度は高いです。
ベートーベン自身も若いころの作品のようで、曲と演奏者のエネルギーが高まって非常に楽しめました。
2曲目はピアノ協奏曲。
ピアノ協奏曲自体、こういったアマオケで聞く機会はそれほど多くないのです。普段は自前の楽器を持ち込むのが通常なのにピアノを借りなきゃならないし、それに馴染むまでに時間が必要でしょうから楽団側も大変ですよね。
ピアノの演奏は三好朝香氏。
情感豊かに演奏する様とオーケストラに負けない時に激しく時に切ない表情で演奏する姿が印象的でした・・・
って、実はこの後の休憩時間になるまで知らなかったのですが2021年にショパンコンクールに出演する予定だそうです!そ、そんな実力者だと後から知ってびっくりしてしまいました。
彼女に対するアンコールの拍手に応えたのは・・・すみません。聞いたことない曲でした。そもそもピアノの曲はほとんど知らないので。曲調からするとショパンだったのかな?と勝手に想像してしまいますが、全く自信がありません ^^;
そして休憩をはさんで本日のハイライト。
こちらの楽団でもプログラムに曲目解説を載せてくれていますが、特にこの曲に対する解説の細かさはすごい!トランペット奏者の尾西氏によるものですが、作曲した当時の
チャイコフスキーの実生活の状況やベートーベンの5番との比較(
チャイコフスキー本人が5番を模倣したと言っているそうです)など、背景だけでなく楽章ごとの演奏ポイントも指摘してくれていて、それだけで十分楽しめます。
しかし、この曲。
全部の演奏パートが主役になるほど様々なフレーズを楽器で使い分けて魅せてくれます。
言い方は間違っているかもしれませんが「1人も暇な演奏者がいない(笑)」演奏ですね。
そしてさらに第3楽章の奇抜さ!
弦楽器→木管楽器→金管楽器→弦楽器とリレーのように進んでいきます。
で、ヴァイオリンもヴィオラもチェロもコントラバスも指弾きです。
もうね、最後の最後に弓で弾く部分が出てくるんですけど、誰がフライングして弓使っちゃうか競争しているようで、「う~~~、弓使いたい~」オーラが全員からほとばしってるわけですよ。
で、最終楽章での欲求不満を爆発させるがごとく爆音での終演となるわけです。
いや~それにしてもロックコンサートでアンプで増幅した大音量も大好物ですが、生演奏のフォルテッシシシシシシモに、隣の爆睡お姉さんもさすがに体をビクっとさせてました。つか、この曲で寝るか?(笑)
実は前日の演奏に引き続き非常に珍しいことが起きました。そうです。
指揮者によるナマMCです。
特に本楽団の場合、コロナだけではなく2019年の台風被害によるコンサートの中止も経験しているためこの日の演奏会に対する感慨もひとしおだったようで、思わず目頭が熱くなりました。
割れんような拍手のなか応えたアンコールがこれまた前日聴いた白鳥の湖からチャールダーシュ。
こちらの演奏も迫力があり素晴らしかったです。
ここのコンサート会場なら(カミさんがいなければ)自転車で来ることもできるので、当楽団のコンサート開催情報もこまめにチェックしないといけないな。
スポンサーサイト
コメント