お話三昧のクラシックコンサート。ベートーヴェンとチャイコフスキーを激近ポジションで聞いてきました。

恒例の格安コンサートへ出かけてきた。

今回はいろいろと変わってる(興味深い)形式だったのですが、まとめてみると・・・
1)『レクチャーコンサート』と呼び、作曲家やその作品に関するオハナシが多かった
2)出演していた「アンサンブル凜」の小編成で指揮者に翻弄される演奏
3)超・地元推しのレクチャー内容

日時:2023年10月15日㈰ 14:00開演
場所:コピスみよし(三芳町文化会館)ミニホール
指揮:増田光一
曲目:『大フーガ』ヘ長調 Op.133/ベートーヴェン
   『カヴァティーナ』変ホ長調 Op.130/ベートーヴェン
   『弦楽セレナーデ』ハ長調 Op.48/チャイコフスキー

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まず、こちらの会場。
三芳町(新座とか所沢の近く?)にある施設で、およそ30年弱前からある(地元民談)もの。
大きめのホールでは別の音楽イベントがあったようですが、それよりもこじんまりしている小ホールへ向かう。
パイプ椅子が40~50脚並べているところに着席し、開演を待つ。
会場内は比較的高齢の方々が。
我々が最年少かな?と思うほど。

場所が学校の視聴覚室のような雰囲気なので、楽団員さん、指揮者の増田さんがいつの間にか入ってきてる。
正面のスクリーンにはプロジェクターからの風景写真が映し出されているが、開演まで何に使われるのかわからなかった。

指揮者の増田氏がマイクを持ち話しはじめる。
ところが音楽に関係ない話。
なんと粘菌のハナシ。
聞けば三芳町の森の中には多くの粘菌が生息しているようで(正確には菌ではなく原始生物の仲間。変形菌とも呼ばれエサを求めて移動したりするらしい)、三好町長がいる手前町のアピールをしなければいけなかった模様(笑)。

しかし、このヒト。
話しが脱線しまくり。
こういうヒト好きなんだよね。
だからなかなか話が先に進まず、裏方はハラハラしていたことでしょう。



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恐らく教科書嫌いな増田氏、ベートーヴェンは女好きだったとか(まぁ、そのはずだよな)、直筆楽譜の重要性とか、本題も脱線しながらの楽しいお話。

加えて演奏型式も独特。
まずは大フーガを作曲したころのベートーヴェンの心情を考察し、こんな気分の時はココを演奏しよう。と、奏者泣かせの(まるで楽器練習しているように)演奏→中断→第〇〇小説から演奏→フェードアウトで中断・・・を繰り返しながらのレクチャーコンサート。

聞けばベートーヴェンの作品について2年かけながら深堀するそう。
あ~、そういう企画だったのね。
じゃぁ今日だけじゃ完結しないじゃん。
まるでドラマが最終回を迎えて明かされなかった秘密は「劇場で明かされます!」的な手法。

演奏の方は皆さんプロではないし、趣味で弾いているレベルのようなのでそれなり。
それでもこちらのアンサンブルは積極的に活動していて、熱海と三芳を発表の場にしているらしい。

『カヴァティーナ』は少しまとまった状態で演奏されたけど、初めて聞く美しい曲調の作品だった。



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休憩をはさんでチャイコフスキーセッションへ。
休憩中舞台袖の机の上に様々なCDが。
増田氏が断捨離を進めている中で不要になったものをお分けします~と置いてあるようでしたので、自分はデュカスの魔法使いの弟子 他収録のCDを頂いた。

そしてチャイコフスキーの弦楽セレナーデ。
こちらは弦楽のみだが、観客の多くが知っている曲なので1~4楽章まで通して演奏するも楽しめたのでは。

増田節は後半でもさく裂し、『ヨーロッパの聴衆は死んだ作曲家を軽視している』とか『そもそも直筆楽譜以外は手を加えてあるので、本来の姿じゃない』とか、楽しそうに話していらっしゃる。

そんなわけで以前シリーズ化していたチャイコフスキーセクションも予定通り終わらなかったために、今回演奏の運びとなったらしい(笑)。
ん~気持ちはわかる。

久しぶりに格安コンサートを堪能してきたのだった!

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aquavit103

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丙午生まれの♂。
40歳から始めた自転車に乗り、20歳で出会ったRIOTというバンドを愛し、14歳から読んでいるスティーブン・キングの本を読むことを至上の喜びとしています。