ネマニャ+都響コンサート。改めてチャイコフスキーのメロディーメーカーの手腕とネマニャの存在感に圧倒される。

9月3日、コンサートへ行った。
記録のために基本データを ↓

2023年9月3日㈰ 13:00開場 14;00開演
場所:東京文化会館
出演:指揮 サッシャ・ゲッツェル
   公益財団法人東京都交響楽団
   ヴァイオリン ネマニャ・ラドゥロヴィチ
   コンサートマスター 山本友重
曲目:リャードフ:ポロネーズハ長調 Op.49 ~プーシキンの思い出に~
   チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35
   チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調 Op.64
チラシ 表



さて、久しぶりの上京。
開演時間との絡みで上野でランチ。
昨晩の飲み会からおよそ12時間後のおビール♪は大好きなキリンのお店で。

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ドイツと違ってグラスに容量目盛りはないが、本格的な泡で注ぎ方にこだわっているのが分かる。

上野周辺では中国由来のドラゴン神輿でお祭りをやっていて、それを尻目に会場である東京文化会館へ。
なんか、上野も変わったな~。
昔はゴミだらけで異臭もしていたのにすっかりキレイな町になっちゃった感。

後で知るのだが、東京藝大で学園祭のようなイベントを開催していたようで、若い人と観光外国人中心にものすごい人出。人に酔う前に会場内へ避難。
入口券売所には本日の公演、当日券が売り切れている情報が。

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まぁ、そうだよな~。
チャイコフスキーの有名曲+人気急上昇中(当社比)のネマニャだもんなぁ。

めちゃくちゃ分かりづらい座席表示を克服して着席したのが舞台向かって左袖の3階席。
人はちっちゃくて遠いのに、後で聞くネマニャの「音」は超弱音なのにちゃんと届く不思議な音色。
4月も今回もステージを上から見下ろすようなポジションだったにも関わらず、ちゃんと演奏を堪能できたのは会場の音響設計の妙なのかネマニャのテクなのか(買いかぶりすぎ??)。
ま、理由はどうあれ楽しめりゃいいのです。

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さて、都響の公演は初めてなのだが、なんと第980回っつぅんだから、ものすごい。
当然楽団員の経験値も高いだろうから演奏に期待大。
さらにビックリしたのがパンフレット(プログラム?)。
こりゃ、ちょっとした音楽情報雑誌ですよ。
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『9月の陣』というイメージ。
確かに毎回の公演の度にプログラムを作成するより手っ取り早いのかな。
ちなみに都響の公式HPでプログラムをPDFで公開しているので、興味のある方はリンクを。



さてさて、今回も中途半端に予習して行ったのだが、メインのお勉強はリャードフのポロネーズ。
リャードフでは指揮者も都響もファーストコンタクト。
さすが経験値の高い楽団。きっちり音もまとまっていらっしゃる。
そこにゲッツェルさんの指揮。
彼、写真よりも貫禄があり(ま、写真は過去の姿だから)指揮ぶりは非常に堂々としている。
加えてトシの割には(70年生まれね)なかなかアクティブ。
あっという間に1曲目が終わり、すぐにヴァイオリン協奏曲へ突入。

旧ツイッター(X)等のSNSで見るところ、ネマニャ初体験の観客が少なからず居たようで、終演後の好意的な感想や「ブラヴォー!」の掛け声からすると、新しいファンを獲得した模様。

都響のXに投稿された写真をお借りするが、この表情とスゴテクに女性もオヤジもメロメロだよ。

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鳴りやまない拍手に応えたのはパガニーニの24のカプリース。
確か4月の日本公演でも魅せたセドラー編曲によるもの。
相変わらずエモーショナルで繊細な演奏だった。

そしてインターミッションをはさみチャイコフスキーの5番。
有名曲だし、演奏も素晴らしい。それなのに先ほどのキリンさんのおかげで一瞬寝落ちするという失態!
しかしまぁ、個々の演奏者も魅力的だし何よりそれを引き出してくれる指揮者の存在が大きい。
終演後のアンコールこそなかったが、奏者全員紹介するんかい!とも思われる勢いで演奏を褒め(特にホルンの演奏がかっちょよかったので、立たせての紹介嬉しい♪)てくれたのは嬉しかったな。


んなわけで、更にネマニャ沼に(コレ、言いにくい)ハマりつつある103ですが、帰宅後11月発売のCDの予約もしましたよ。

無題

なんと、昨年中に録音していたんだ!
ネマニャとドゥーブルサンスの演奏、楽しみだ♪
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aquavit103

Author:aquavit103
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丙午生まれの♂。
40歳から始めた自転車に乗り、20歳で出会ったRIOTというバンドを愛し、14歳から読んでいるスティーブン・キングの本を読むことを至上の喜びとしています。