アメリカやヨーロッパで再び活気ついているフェス。
広大な土地や多くの国をまとめて巡れるとあって、バンドにとってもオーディエンスにとっても便利なショーになっている。
で。
RIOT Vが10月2日のブルツヴェルグのフェスに出演した。
今回Nick Leeが病気からの回復が完全ではないので、代役にLance Barnewoldが出演。
ん?
この人の姓をみるとドイツ、オーストリア、スイスなどから移民の子孫かな?
ま、とりあえずその全容を記録したリンクを貼っておく。
まずは収録曲を記しておく。
「THUNDERSTEEL前曲演奏」
*THUNDERSTEEL
*FIGHT OR FALL
*SIGN OF THE CRIMSON STORM
*FLIGHT OF THE WARRIOR
*ON WINGS OF EAGLES
*JOHNNY'S(DANNY'S) BACK
*BLOODSTREETS
*RUN FOR YOUR LIFE
*BURIED ALIVE(TELL TALE HEART)
*VICTORY
*MAGIC MAKER with Harry Conklin
*SWORDS AND TEQUILA
*WARRIOR
では、時系列にショーの内容を見てみよう。
【イントロSE~第1曲から2曲目】
ショー開始前のBGMが流れているところから映像は始まる。
おもむろに照明が落ち、会場からは早くもRIOT!コールが。
すると、鐘の音が。
ん?
続いてTHUNDERSTEELのイントロがイントロクイズよりも短い時間で。
ん?
そして雷鳴音。
ステージは青の照明1色で、重々しいナレーションが流れる。
観客はステージ凝視。
ナレーションが「THUNDERSTEEL!」とアナウンス。
と同時にメンバーがステージに登場。
んん??
これはもしかすると。いや、まだ1曲目だけでは判断できない。
でも、フツウならアンコール曲に持ってくる(それもオオトリだ)THUNDERSTEELを1曲目に演奏するということは・・・
1曲目が終わると間髪入れずにFIGHT OR FALL に突入だ。
これで100%確信した。
【ToddのMC 他】
その後、
トッドの口から「以前日本でやったけど、THUNDERSTEELアルバムを全曲演奏するよ」とのこと。
さて、RIOT Vのメンバーはアメリカ内のいろんな場所に住んでいて、ギターのMike Flyntz は地元ニューヨークでビージーズのコピーバンドや奥さんとの演奏会もあるので結構忙しい。
オリジナルメンバーのNick Lee は今回残念ながら病気からの回復途中のため訪独は出来なかった。
そんなわけでリハーサルもほとんどできていない状態でショーを行ったようだ。
↑ サポートギタリストのLance Barneweld
なるほど。
確かに日本でTHUNDERSTEEL全曲演奏した時よりも演奏がラフで、メンバー同士のコミュニケーションも完全ではないように見受けられる。
でも、ま、百戦錬磨の彼ら。
そつなくこなし、何よりもキラーチューンだらけのアルバムからの選曲ゆえ、ドイツのオーディエンスも盛り上がっているのがよくわかる。
オレもココにいたら盛り上がる自信満々だぞ。
それにしてもデジタル時代は便利ですな。
こうしてリアルタイムで映像が配信されるなんて、蜘蛛の巣に感謝。
ただ、画質は粗い。特に強い照明が当たったりするとキビシイ。
RIOT V以外のバンドも撮影しているようで、カメラワークはなかなかよろしい。
少なくとも5台以上のカメラで撮影しているのではないだろうか?
↑Todd Michael Hall この日リヴァーブはすごかったな。
あ、
トッドは相変わらずMCがヘタというか、客とのコール&レスポンスも不完全燃焼だったが、それに加えてドイツ語がへた。あれならオレの方が発音いいな。
↑さらっと超絶フレーズを弾きながらコーラスもこなすMike Flyntz
【THUNDERSTEEL以外の曲】
一応新譜からの曲も演奏しなきゃということでVICTORYも披露。
これも良い曲だし、なによりツインギターの良さが前面に出ている佳作。
そしてゲストヴォーカルに Harry Conklin を迎えて懐かしい MAGIC MAKER。
NIGHTBREAKER アルバム収録曲。
Harry のかすれた独特の声がオリジナルのMike Dimeo とは違う印象を与える。
で、もちろんDon がテキーラをあおったので、SWORDS AND TEQUILA 。
もう安定の終盤曲。
↑やっぱり今日も飲むのね♪ Don Van Stavern
そして最後はWARRIORで大団円。
フェスなのでアンコールはなしなのかな。
それでも、レア曲の BURIED ALIVE なども聞けて、この日会場にいたオーディエンスが羨ましい。
あれ?
当初では2020年に発表されるとうわさされていたアルバムには一切触れなかったな。
演奏もMCでの紹介もナシ。
若干心配しているのだが(多忙なMikeや病み上がりのNickのこともあるので)、ま、気長に待ちましょう。
そうでなくとも最近のメタル界では超強力なアルバムが次々と発売されているので。
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